診断コンテンツとは?成功事例やマーケティングでの効果をわかりやすく解説!

診断コンテンツとは?成功事例やマーケティングでの効果をわかりやすく解説!

診断コンテンツとは、ユーザーが質問に答えることで、個別の結果や提案が得られるインタラクティブなコンテンツです。有名な診断コンテンツとして「MBTI診断」といった性格診断や「あなたに合うOOO診断」といった、おすすめの商品をレコメンドしてくれる診断コンテンツなどを見たことがある方も多いのではないでしょうか?

広範囲な業界におけるマーケティング施策の一つとして、BtoB/BtoC事業に関係なく、現在活用する企業が増加しています。採用や教育・研修にも活用できる点も魅力です。

本記事では、診断コンテンツの基礎知識をはじめ、効果やメリット、業界ごとの成功事例などを詳しく解説します。マーケティングに活用する方法なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


診断コンテンツとは

まずは診断コンテンツの基礎的な概要と種類について解説します。

診断コンテンツとは何か

診断コンテンツとは、ユーザーが質問に答えることで、個別の結果や提案が得られるインタラクティブなコンテンツです。具体的には適職診断やパーソナルカラー診断、性格診断などがあります。

ユーザーは自身のニーズや興味に基づいた結果を得ることができるため、満足度が高く、関心を引きやすいという特徴があります。企業が顧客とのエンゲージメントを深めるのにも効果的で、特にリード獲得や商品提案などのマーケティング手段として活用する企業が増加しています。

たとえば近年、世界的に人気となっている診断コンテンツに「MBTI診断(16 personality)」があります。同コンテンツは心理学や哲学を元にした性格診断で、質問への回答によってユーザーの性格を16種類に分類し、行動パターンや考え方を診断するというものです。

出典元:無料性格診断テスト、性格タイプ詳細説明、人間関係およびキャリアのアドバイス | 16Personalities

診断結果はSNSでシェアされ、世界中で拡散されました。現在ではプロフィール欄に自らの性格タイプを記載するユーザーも珍しくないうえ、ビジネスシーンなどでも活用されています。

このように、診断コンテンツは高いエンゲージメント率や広範囲への拡散など、様々な可能性を期待できるコンテンツです。

診断コンテンツの種類・ロジック

診断の種類

診断ロジックには「タイプ別診断」「フロー型診断」「ポイント診断(1軸・複数軸)」など様々な種類があります。例えば、美容業界では「あなたに合ったスキンケア診断」、金融業界では「最適な保険診断」など、業種やターゲットに応じた多様な診断形式が導入されています。

本章では以下の主な診断コンテンツの種類を紹介します。

  • タイプ別診断
  • フロー型診断
  • ポイント診断(1軸・複数軸)

タイプ別診断

タイプ別診断とは、設定したカテゴリーの傾向の組み合わせによって診断結果を返す診断方法で、高精度の診断結果を出せるという特徴があります。主に適職診断やパーソナライズ診断、相性診断、商品やサービスとのマッチング度合いを測るコンテンツなど、精度の高さが求められる事例に活用されています。

カテゴリーは2つの対立する属性で構成されており、その数に応じて4タイプ、8タイプ、16タイプの診断が作成可能です。「A・B・C・D」の4つのカテゴリーを設定した際は、各カテゴリーに2つの属性があるので、2×2×2×2の計算で16タイプの診断が作成できます。もしカテゴリーが3つなら2×2×2で8タイプ、2つなら2×2で4タイプの診断が可能です。診断の回答の組み合わせに応じて、「〇〇タイプ」という結果が表示されます。

タイプ別診断は、結果の数が固定されているため、結果の幅を広げたい場合はフロー型診断を活用するのが効果的です。

フロー型診断

フロー型診断は、各選択肢で異なるルートに分かれ、最終的に特定の結果に到達する診断方式です。結果の数を柔軟に設定できるのが特徴で、診断結果の数や選択の幅を増やしたい場合や、質問の数は少なくしたいが結果の種類を増やしたい場合に適しています。こちらも性格診断や恋愛診断などでよくみられる形式です。

例えば、最初の質問で選択肢Aを選べば次の質問に進み、選択肢Bを選んだ場合は別の質問に進むというように、選んだ道筋によって結果が決まります。恋愛診断や性格診断などで目にしたことがある方も多いでしょう。

ポイント型

ポイント型診断は、設問に回答する度にポイントが加算される形式の診断方法です。1つの軸を元にする「1軸診断」と複数の軸で結果を表示できる「複数軸診断」があります。

ポイント型-1軸診断

1軸診断は、各回答に対応するポイントが加算され、その合計ポイントによって診断結果が決定される方法です。特定の要素の強さ・弱さを測定するのに適していて、一番オーソドックスな診断コンテンツです。

たとえば、質問①のAは3ポイント、Bは1ポイント、質問②のA'は3ポイント、選択肢B'は1ポイントが与えられる設定にします。合計得点が17〜20点なら「〇〇度100%」、13〜16点なら「〇〇度80%」、7〜12点なら「〇〇度50%」、0〜6点なら「〇〇度0%」というように、最終的な診断結果は4つの中から1つが選ばれ、表示されます。

ポイント型-複数軸診断

複数軸診断では、1軸診断と同様に回答ごとにポイントを獲得していく形式ですが、複数の要素に基づいて結果が表示されるという点で異なります。たとえば「〇〇度診断」を複数軸診断として設計すると、質問や選択肢は同じでも、結果には複数の項目についての評価が含まれます。

軸が増える分手間がかかるという側面がありますが、より高精度で詳細な診断結果を提供できるという点が魅力です。

診断コンテンツの作成方法

初めてでも診断コンテンツが作れる!診断コンテンツ作成の流れを画像付きで解説の記事でも解説していますが、診断コンテンツを作成する際は、まず目的を決めて、ターゲットユーザーのニーズを分析し、ユーザーが求める結果に結びつく質問=診断ロジックを設計します。

目的を決める

まずは、診断コンテンツを使う目的を明確にすることが重要です。以下のような目的で活用されるのが一般的です。

  • ページビューの向上
  • 問い合わせや売上の増加
  • 直帰の防止・離脱率の低下

また、ターゲットユーザーが診断を通じてどのような情報を得て、どのような行動を取ることを期待するのか、カスタマージャーニーを踏まえて検討することも欠かせません。

診断ロジックを作成する

次に、診断の内容と結果を設計していきます。最初にユーザーに伝えたい結果を設定し、それに基づいて質問や選択肢を考えると効率的です。内容や結果に合わせて最適な診断形式やロジックを選定することも重要になります。

その後、適切なツールを使ってコンテンツを構築し、ユーザーが手軽にアクセスできるようにWeb上に公開します。結果ページには関連商品やサービスを提案することで、コンバージョン率の向上が期待できます。最終的には、計測ツールを使って効果を分析し、改善を重ねていくことが大切です。

診断作成ツールでの構築手順

診断作成ツールでどのように作成した診断ロジックを構築していくのか、実際の構成手順を解説します。本章では一例として、弊社が提供する、診断コンテンツが簡単に作れる「Metabadge(メタバッジ)」を活用して、診断コンテンツを作成する方法を解説します。

まず診断のTOP画面に関する情報「診断タイトル、TOP画像、診断ボタンカラー」などを入力していきます。

この際診断の上限回数も決められるので、1ユーザーにつき1回まで診断可能といった制限も設定します。

その後作成した診断ロジックのタイプを選択し、診断ロジックに関する情報(入力項目は、設問・選択肢・選択肢毎のポイント・イメージ画像・ポイントの加算もしくは減算など)を入力していきます。

最後に、点数範囲、リード文、説明文などの診断結果を設定して完了です。診断結果に表示される画像を設定すれば、よりユーザーの印象に残りやすくなります。

診断結果画面では、SNSでのシェアを促すボタンやカスタムリンクの設定も可能です。設置することでSNS投稿数の増加や拡散が期待できます。

 

診断コンテンツの効果とメリット

エンゲージメント率の向上

診断コンテンツは、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを促進するため、エンゲージメント率を高める効果があります。ユーザーは自身の興味に応じた質問に答えるため、単にコンテンツを閲覧するだけではなく、積極的な参加を促進するのに効果的です。

アンケートやクイズなどを通したインタラクティブな体験は、ユーザーの関心を引き、再訪を促す可能性も高まります。 気軽に楽しみながらも自身の知りたいことを知ることができるコンテンツであり、ページビューの増加や滞在時間の伸長などにも有効です。

コンバージョン率の改善

結果が知りたい心理をくすぐる診断は中間CVのコンテンツとして非常に有効的でありCPAの好転に貢献します。

診断コンテンツを通じて、ユーザーが自分に合った商品やサービスを発見することで、コンバージョン率が向上します。例えば、診断結果に基づいて商品を提案する形式では、ユーザーが自身のニーズに合ったものを選びやすくなるため、購入や契約に繋がりやすくなります。

リード獲得と顧客データの収集

診断コンテンツは、リード獲得及び顧客データの収集のための強力な手段になります。ユーザーが診断結果を受け取る際に、メールアドレスやその他の情報を提供するケースが一般的であるため、企業は見込み顧客のデータを収集し、後のマーケティング活動に活用することができます。

さらに、ユーザーの回答データを基に、よりターゲットを絞ったアプローチやセグメンテーション、それぞれの顧客に最適なマーケティング施策の実施が可能になるという点もメリットです。

SNSで拡散されやすい

診断コンテンツは自己表現の一つとしても活用できるため、結果をシェアすることに夜SNSでの拡散が期待できます。特に、ユニークな結果やおもしろい診断形式の場合、ユーザーは積極的に結果をSNSで共有します。

ユーザーに診断コンテンツを楽しんでもらえれば、ユーザーが自発的に制作・発信するコンテンツである「UGC」の生成にもつながり、無料で広範囲にわたって認知度を向上させることが可能です。SNSでのシェアによって、フォロワー増だけでなく興味関心の醸成により、新たなユーザーを獲得するきっかけにもなります。

購買意欲の向上

自分のニーズに合った商品やサービスを提案されることで、ユーザーの購買意欲が高まるという点も企業にとっての大きなメリットになります。

診断コンテンツを利用することで、「何が自分にマッチするかわからない」「合う商品についてアドバイスが欲しい」というユーザーの心理をフォローすることができ、商品購入を迷うユーザーの背中を押すことができます。また自らの興味や課題に応じた具体的な提案を受けることで、購買までのプロセスを短縮できるので、ユーザーの負担軽減にもつながります。

自分の回答から導き出された結果なので、通常のレコメンドよりも納得感が強いというのも魅力です。商品数が多いプロダクトや専門性が高いプロダクトと相性がよく、企業にとっては、効率的に売上を伸ばすことができます。

診断コンテンツの成功事例

shindan-成功事例

実際に診断コンテンツを導入した成功事例を業種別に紹介します。

食品:うまい棒の日を守れ!地球防衛プロジェクト(株式会社やおきん)

shindan-うまい棒

画像引用元:診断ページ | うまい棒の日を守れ!地球防衛プロジェクト

株式会社やおきん様が1979年に発売を開始したスナック菓子「うまい棒」のキャンペーン「うまい棒の日を守れ!地球防衛プロジェクト」が2023年に実施されました。

「情報の拡散/拡大」を目的として実施された本企画は、地球に隕石が落下することを知った「うまい棒」のイメージキャラクター「うまえもん」が、隕石を破壊するためのミッションにユーザーが参加するというもの。

最初に『Metabadge』の診断機能によって「うまい棒」の16種類の味で分けられたチームに分かれてARコンテンツに参加し、1番多く「うまいパワー」を溜めたチームは、豪華景品が当たるチャンスを得られます。

16のタイプ診断を通して、自身の好みとは異なる時点で商品をカテゴライズし、より興味の幅を広げてもらうきっかけになりました。客観的な診断結果を伝えることで、SNSへのシェアなどのリアクションにもつながりました。

人材サービス:キャリタス就活|キャリタスクエスト


キャリタスクエストは、株式会社ディスコが運営する新卒就職支援サイト「キャリタス就活」上の、就活生向け自己分析診断です。リード獲得とサービスの認知度を高めることを目的として導入されています。

人気ゲームをオマージュし、ゲーム要素を取り入れた診断で、学生が自分に合った職業を発見できるコンテンツとして人気を集めています。ストーリー仕立てになっているため、楽しみながら回答を進めることができるのも特徴です。20の設問に1問1画面形式で回答するという内容で、「Yes・No・どちらでもない」の3択から選べるので、ユーザーの負担も軽減できます。

「おすすめの働き方」を見るためには、会員登録が必要となっており、会員登録を促進できる効果があるほか、「進行度合いをキャラクターが伝えてくれる」という離脱防止のための工夫が施されている点も参考になります。

参考元:キャリタス就活|キャリタスクエスト

美容:からだかがみ診断(クラシエホールディングス株式会社)

 

クラシエホールディングス株式会社が提供する「からだかがみ診断」は、ユーザーの体質を診断し、最適な漢方薬を提案するコンテンツです。販売数増加をはじめ、新規顧客の獲得、漢方セラピーの認知拡大などを目的とし、漢方薬をより身近なものにしてもらうために実施されています。

「からだかがみ診断」はユーザーの体調に関して幅広い質問を行うのが特徴ですが、質問60秒ほどで完了するため、気軽に実施してもらえます。自分に最適な商品を診断結果から発見でき、これまで悩んでいた問題解決にもつながることから、顧客満足度の向上にも効果的です。

商品はオンラインで販売されておらず、店舗で購入する必要があるため、商品ページにはユーザーの位置情報に紐付けて、商品が買える場所がマップ上に示されています。商品販売へつなげる導線を確保することで、売上向上も見込めます。

参考元:クラシエホールディングス株式会社「からだかがみ診断」

観光:旅行プラン診断(日本旅行)

 

株式会社日本旅行は、ユーザーにおすすめの旅行先を提案する旅行プラン診断「あなたにピッタリの旅行プラン診断」を提供しています。旅行のニーズ把握や、ツアー情報の提供、さらにはSNSでの共有による認知度向上などを目的として展開されています。

本診断コンテンツは合計10個の質問に2択で回答するというもの。行き先を悩むユーザーの背中をおすことでコンバージョン率の向上にもつながるうえ、迷うストレスを軽減できるため、顧客満足度の向上にも寄与します。

診断コンテンツのデザインも各所に工夫が施されており、診断コンテンツを実施しながら、旅行を楽しむワクワク感をすでに楽しめます。ユーザーの気分を高めながら、自然な形でコンバージョンへと導ける良い例です。

参考元:株式会社日本旅行「旅行プラン診断」

金融:あなたにぴったりの保険診断(ライフネット生命保険株式会社)

保険診断

ライフネット生命保険株式会社が提供するのは、ユーザーに最適な保険を診断するコンテンツ「あなたにぴったりの保険診断」です。売上促進はもちろん、見込み顧客の獲得を目的として展開されています。

診断はチェックシート形式で、ユーザーは自身の入院・死亡したケースなどの意向を選択していき、診断結果ではプランの種類に加え、毎月の保険料のシミュレーションや見積もりを確認できるという工夫が施されています。

また保険や相談への申し込み、資料請求などの6つのアクションが設定されているため、スムーズにコンバージョンへとつなげることができています。

参考元:ライフネット生命保険株式会社「あなたにぴったりの保険診断」

不動産:⼆世帯タイプ診断(株式会社 Lakke)

 

住まいの設計・工事・コンサルティングを行う株式会社Lakkeが提供する「⼆世帯タイプ診断」は、二世帯住宅の様々なタイプを伝える診断コンテンツです。リード獲得のほか、ユーザーにとって最適な二世帯住宅を提案し、興味関心を抱いてもらうことを目的として展開されています。

コンテンツには10問ほどの設問が用意されており、回答によってユーザーの生活スタイルタイプと、適した家族構成や間取りなどが伝えられます。未来の生活を、よりイメージしてもらいやすくなるコンテンツです。

最終画面では、オンライン相談会などを掲載するなど、予約につながりやすいように工夫が施されています。

参考元:株式会社 Lakke「⼆世帯タイプ診断」

人材採用:「ポケモン自己分析」(株式会社ポケモンセンター)

 

ポケモンのカードゲーム販売などを手がける株式会社ポケモンセンターが提供するのは、人気キャラクターに例えてユーザーの性格を診断するコンテンツ「ポケモン自己分析」です。人材採用や情報の拡散、顧客属性の収集を目的に展開されています。

同診断コンテンツでユーザーは計16個の問いに答えることで、人気キャラクターに例えた自身の性格診断結果を受け取れます。自己理解や適職マッチングにつながるほか、他の特徴を持つ人との相性や、付き合い方まで解説されているため、より話題につなげやすく、積極的なSNSへの共有が期待できます。

診断結果のページには採用サイトへのリンクや、SNSへの共有リンクなども設置されており、スムーズな導線を確保している点も参考になります。

参考元:株式会社ポケモンセンター/リクルートサイト「ポケモン自己分析」

小売業:フジの母の日ギフト診断(株式会社フジ)

母の日診断

株式会社フジが提供するのは、母のタイプを診断しておすすめのギフトを提案する「フジの母の日ギフト診断」という診断コンテンツです。「毎年同じギフトを選んでしまう」「何を贈ったらいいかわからない」というユーザーの悩みを解決するために企画されました。

本コンテンツはユーザーが質問に回答することで、お母さんのタイプが5つのタイプ「ファッション、グルメ、スイーツ、ビューティフル、フラワー」に分類され、各タイプに最適なギフトが提案されるというもの。

ユーザーのプレゼント選びの悩みをサポートしつつ、プレゼント選び自体を楽しい体験に変える効果があります。お母さんのニーズや好みにマッチした商品を提供するため、顧客満足度やコンバージョン率の向上が見込めます。

参考元:株式会社フジ「フジの母の日ギフト診断」

診断コンテンツをマーケティングに活用する方法

診断コンテンツをマーケティングに活用するには、具体的にどのように行えばいいのでしょうか?以下の主な4つの方法について解説します。

  • プロモーションでの活用
  • パーソナライズされた情報の提供
  • リード獲得
  • 顧客ロイヤリティ向上

SNSプロモーションでの活用

診断コンテンツは、キャンペーンやプロモーションの一環として活用されることが多く、参加型の要素が消費者の関心を引きます。消費者が楽しみながら自分に最適な商品やサービスを見つけられる点が、プロモーションにおける大きな強みです。

またSNSとの相性が良いため、診断結果やコンテンツがシェア・拡散されやすく、無料で認知度向上を狙える可能性があります。

パーソナライズされた情報の提供

診断結果に基づいて、個々のユーザーに対してパーソナライズされた提案を行うことができます。これにより、ユーザーは自分のニーズにマッチした情報を受け取ることができ、コンバージョン率が向上します。

通常の一般的なレコメンドではなく、自分の選択から導き出された結果なので、納得感が強いという魅力もあり、高い顧客満足度にも寄与します。

リード獲得

診断コンテンツは、見込み顧客のリードを効率的に獲得する手段としても活用できます。特に、診断結果を受け取るためにメールアドレスを登録する形式は、リードの質が高く、後のマーケティング活動に有効です。

具体的には、結果を伝える画面にて「結果を受け取るには登録が必要です。」などと表示することで、ユーザーにメールアドレスなどの個人情報を登録してもらうことが可能です。さらにフォーム上にニーズを満たすような特典やお役立ち情報などを記載すると、登録率の向上につながります。

顧客ロイヤリティ向上

顧客のニーズや好みを把握し、より楽しめる診断コンテンツを提供することで、顧客ロイヤリティ向上にもつながります。

診断コンテンツを通して顧客の欲しい情報や的確なデータ、迷う消費者の背中を押すことができる精度の高い結果を提供することで、顧客満足度を向上させる効果があります。顧客ロイヤリティ向上は顧客生涯価値の向上や高いリピート率、顧客のファン化にも直結するため、非常に重要なポイントです。

診断コンテンツ作成時の注意点

診断コンテンツを導入するのには注意点もあります。主な2つの注意点についてみていきましょう。

フルオーダーの場合、制作費が高い

診断コンテンツは、制作に時間とコストがかかることがデメリットです。質問の設計や結果ページのカスタマイズなど、精緻な作り込みが求められるため、他のコンテンツよりも制作費が高くなる場合があります。特に予算が限られた中小企業にとっては大きなハードルと言えるでしょう。

フルオーダーで制作会社に外注する場合、数百万円以上かかる可能性も考えられます。自社でできるものは自社で行うなど、予算を抑える工夫をした上で検討することをおすすめします。比較的低価格で診断コンテンツが作成できるクラウド型のツールを活用するのもおすすめです。

データの取得・分析が難しい場合がある

診断コンテンツの回答結果や途中離脱の状況は、PDCAサイクルを効果的に回すための貴重なデータですが、データを適切に分析し、マーケティングに活かすためには、ある程度のマーケティング知識やリソースが必要になるという側面があります。

集めた情報は、顧客のセグメント分けやターゲティング、さらに個別化されたマーケティング施策などに活用できるため、効果的な診断コンテンツを作成する際には欠かせません。外部に制作を依頼する際にも、特定のツールがなければデータを集めることができないのはデメリットとなります。

ただ現在では、初心者でもわかりやすく活用できるツールが登場していますので、選定する際にシンプルなUIを意識し、データの取得や分析機能が備わっているツールを選ぶと良いでしょう。

診断コンテンツをマーケティングに活用しよう!

本記事では、診断コンテンツの基礎知識をはじめ、効果やメリット、業界ごとの成功事例などを解説しました。

診断コンテンツは、正しく設計し、ターゲットユーザーに響く内容を提供することで、エンゲージメントやコンバージョン率の向上が期待できます。企業はこのコンテンツを活用し、ユーザーとの関係を深めていくことで、ビジネスを成功に導くことができるでしょう。

本記事で紹介した成功事例や活用方法を参考に、自社のマーケティング戦略に診断コンテンツを取り入れてみてはいかがでしょうか?

クラウドサーカス株式会社が開発・提供する「Metabadge(メタバッジ)」は、クラウドツールのため安価で手軽に、診断コンテンツをマーケティングに活用できます。特に、インタラクティブなコンテンツを通して、ユーザーからの能動的な参加を促すことができる「企画・制作」から支援している点が大きい特徴です。

「診断コンテンツを活用した企画を打ち出していきたい」「OO診断を軸としてマーケティング活動に力を入れていきたい」という方におすすめです。

 

 

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