泉北高速鉄道様の「Metabadge(メタバッジ)」導入の経緯や展望、活用法などをご紹介します。
サマリー
目次
泉北高速鉄道株式会社
泉北高速鉄道株式会社は、大阪府南部の泉北ニュータウンやトリヴェール和泉と大阪市内を結ぶ鉄道会社で、地域住民の生活や通勤・通学を支える重要な交通インフラとして機能しています。
今回、鉄道部門の広報及びイベントを担当されている宮内様にお話を伺いました。
Q:「Metabadge」導入前にあった「課題・困りごと」は何でしたか?
これまでの広報では、ポスターや広報誌などの一方的な発信のため、利用者の反応や効果を測定することができないという点が課題でした。
また2025年4月より親会社の南海電気鉄道株式会社と統合することに決まり、弊社にとって今年度がラストイヤーとなります。そのため、消滅を惜しむ機運の醸成や、お客さんの記憶に残るような施策を実施したいと考えていました。
Q:「Metabadge(メタバッジ)」について知った/興味を持った「きっかけ」は何でしたか?
ARサービスをWeb検索した際にWebAR「LESSAR(レッサー)」にたどり着き、その流れで「Metabadge(メタバッジ)」をクラウドサーカスの営業担当の方からご紹介いただいたのがきっかけです。
ARサービス自体は他社ではありますが、1年以上前に「ARを使って何かしたいな」と考えていたことをきっかけにイベントなどで利用をしていました。当時契約をしていたARサービスは、企画から全てお任せできるものでした。ただ、AR企画を実施していく中で、自社で企画運営を行いたいという思いが強くなり、伴走支援でARのプラットホームを提供しているクラウドサーカス社の「LESSAR」に関心を持ち始めました。
そんな中、ARだけではなく他の施策も実施できる「Metabadge」のご紹介を受け、魅力を感じました。
Q:「Metabadge(メタバッジ)」導入の理由/決め手について教えていただけますか?
弊社のラストイヤーとなることがわかったタイミングで、「皆様の記憶に残るような企画を打ちたい」と考えていました。そのために何をしたらいいかと悩んでいたときに、利用者参加型の企画を実施することによって泉北高速鉄道がなくなることを惜しむ機運を高められると思いました。
Metabadgeを活用して皆さんにより記憶に鮮明に残してもらえたり、拡散してもらえたりできるのではないかと考えたのが選定の理由です。Metabadgeを使っていろんなことができそうだなという期待もありました。
元々私がPhotoshopやIllustratorを利用していたのもあって、「Metabadgeだったら自分でできるな」と思ったのも理由の一つです。他社のサービスだと、実装するまでに営業やデザイナーを通すのですごく時間がかかりますが、Metabadgeであれば画像やテキストを入れたらすぐ実装できるので、操作の手軽さも魅力に感じました。
直前になって企画を思いつき、そこからイベントを実施したことも多かったので企画立案から実施まで、スピード感を持って取り組めるという手軽さは、Metabadgeの強みだと思います。
Q:導入にあたって、費用感は検討できる範囲内でしたか?
企画ごとに料金が発生する形態ではなく、サブスクリプション型が採用されている点が良いと思いました。
これまで単発での金額が決まっているサービスを利用していたので、1つの企画しか実施できませんでしたが、Metabadgeでは月に決まった金額でいくらでも企画を打てるのがとてもお得だと思います。
毎月コンテンツをリリースしたいという弊社の戦略に適していますし、1企画あたりの単価も抑えられるので、費用対効果的にもかなり良いです。
Q:Metabadgeを活用した施策の概要を教えてください。
ラストイヤーである弊社を惜しむ機運の醸成や、新規鉄道利用の創出、沿線価値向上による沿線人口の増加を見据えた弊社の認知度・顧客ロイヤルティの向上を目的として、ファミリー層をターゲットにした2種類の総選挙(車両とキャラクター)とクイズコンテンツを実施しました。
▼クイズに回答すると、点数に応じた結果が表示され、解説を見ることができたり、ノベルティのデジタルフォトフレームで記念撮影ができたりする。
総選挙は、弊社の保有車両とキャラクターの中から人気投票を行う企画です。クイズは、元々実施していたお祭り「トレインフェスタ」で実施していた問題を流用して実施しました。
トレインフェスタでのクイズ企画は、会場にいらっしゃったごくわずかの方に参加してもらったのですが、それをそのままWebを通して発信することで、より多くの方に解いてもらうことができました。クイズは私たちがお伝えしたい内容を、楽しみながら知っていただくことができたと思っています。
現在(2024年10月時点)、3つの企画(クイズ・キャラクター総選挙・車両総選挙)を実施しました。キャラクター総選挙では270票、クイズでは660の回答、車両総選挙では26.5万票といった参加数でした。
Q:現状の成果について、どう評価されていますか?
車両総選挙は、いわゆるバズった状態となって多くの反響がありました。
車両総選挙は、マニアの方のこだわりがあったのもあって「バズる」という結果になったのかなと思ってます。トレインフェスタの際にも、車両への問い合わせがものすごく多かったんです。車両の型番や、部品に関する問い合わせが多かったのですが、コアファンにとっては重要なポイントなんですよね。
車両総選挙で多くの反響があった一方で、キャラクター総選挙などのファミリー層向けの可愛らしい企画の反応は少し鈍かったと思っています。家族や子供がメインのターゲット層だと思っていましたが、実際には車両マニアの方の反応の方が大きかったですね。
今回利用者の反応や体験数、スタンプのコンプリート数などの効果測定はある程度できましたが、得られた数値は思ったより少なかったかなっていうところはあります。LESSARを活用したコンテンツの拡散などがもっとされて欲しかったなとも感じました。
Q:現状の弊社からのフォローに対する評価や感想、フィードバックをいただけますと幸いです。
定期的なミーティングを通して会話を重ねる中で、こちらのニーズをくみ取り、的確な助言や提案をしていただけるので助かっています。また、ここまで丁寧に打ち合わせをしてサポートしてくれるとは思っていなかったので驚きました。
これまで企画込みで依頼していた時は、コンテンツを納品したらそれでおしまいというケースが多かったんです。こうやって定期的にお話してアドバイスをいただけるのはとてもありがたく、打ち合わせした内容をすぐまとめてメールで送ってくださるのもすごく助かっています。
また、鉄道業界は昔ながらのことをするという風習があるので、違う視点からの助言やアドバイスはとても貴重です。SNS関連について、紹介してくれる事例などもすごく役立っています。
私たちが情報交換を行うのは同じ鉄道業界が多く、考え方が偏りがちになります。そんな中で全く違う視点や、自分たちだけでは気づかない視点から提案をいただけるのはとてもありがたい機会だと思いました。メルマガも役立っていますし、作成したコンテンツに対して「こうした方がいいんじゃないか」というアドバイスをもらえるのもありがたいです。
Q:「Metabadge」で今後、実現していきたいことは何ですか?
弊社が統合されるということで、トレインフェスタでは500人もの方に寄せ書きを書いてもらいました。その中には、皆さんの思い出やドラマが色々書いてあって、それがすごく良かったんです。他の方の内容を見て「うるうるしたよ」など、いろんなお言葉をもらいました。
そこから着想を得て、今度は鉄道を使う方だけでなく、普段鉄道を使わない方や、子供の頃当社線を良く利用していて、現在は遠方に住んでいる方にも届くように、オフラインとオンライン両方でアピールをしていきたいですね。
Metabadgeは何にでも使えるし、思いついたらすぐに取り組めるので、今まさにスタンプラリーにも取り組もうとしているところです。ミーティングでその話をしたら、「それだったらこういう機能もありますよ」とご提案をいただいたので、今後はさらに有効活用していきたいです。
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