LINEキャンペーン事例10選!成功のコツや種類・企画のポイントを解説

LINEキャンペーン事例10選!成功のコツや種類・企画のポイントを解説

LINE キャンペーンとは、国内最大級の利用者数を誇るメッセージアプリ「LINE」の機能を活用し、友だち追加や商品購入、来店促進などを目的として企業が実施するプロモーション活動のことです。多くの企業がLINE公式アカウントを運用する中で、単なる情報配信にとどまらず、ユーザー参加型のキャンペーンを行うことで、エンゲージメントを高める動きが活発化しています。

特に近年では、レシート画像を送信して応募する「マストバイキャンペーン」や、その場で当たりがわかる「インスタントウィン」など、手法が多様化しており、自社の目的に合致した最適な手法を選ぶことが成功の鍵となっています。

本記事では、LINEキャンペーンの基本的な種類や仕組みから、実際に成果を上げた最新の成功事例10選、そして企画を成功させるための具体的なポイントを網羅的に解説します。

この記事は、以下のような悩みやニーズを持っている人におすすめです

  • 自社のLINE公式アカウントの友だち数を増やしたいが、効果的な企画が思いつかない
  • 商品購入や店舗への来店に直結する、具体的なキャンペーン事例を知りたい
  • キャンペーンを実施する際のツール選びや、失敗しないための注意点を把握したい

このような課題をお持ちのLINE・マーケティング担当の方に特におすすめの内容となっています。

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 LINEキャンペーンとは


LINEキャンペーンとは、月間利用者数9,600万人以上(2024年時点)を誇るコミュニケーションアプリ「LINE」のプラットフォーム上で展開される販促プロモーションの事です。企業はLINE公式アカウントを基点として、ユーザーに対して「友だち追加」や「アンケート回答」「商品購入」などのアクションを促し、その対価としてインセンティブ(クーポン、デジタルギフト、限定グッズなど)を提供します。

従来のWebキャンペーンやハガキ懸賞と比較して、ユーザーにとっての参加ハードルが低く、企業にとってはリード獲得から顧客育成までを一気通貫で行える点が最大の特徴です。

 圧倒的な利用率と到達率の高さ

LINEキャンペーンが多くの企業に採用される最大の理由は、その圧倒的なリーチ力にあります。 日本国内の生活インフラとして定着しているLINEは、若年層からシニア層まで幅広い年代に利用されています。そのため、他のSNSではリーチしきれない層に対してもアプローチが可能です。また、プッシュ通知機能を活用することで、キャンペーン情報の到達率がメールマガジンと比較しても格段に高く、短期間で多くのユーザーを動員できるポテンシャルを持っています。

 リピーター育成(CRM)への接続がスムーズ

キャンペーンに参加したユーザーと、その後も継続的な関係を築きやすい点も大きなメリットです。 一般的なWebキャンペーンでは、応募が完了するとそこで接点が途切れてしまうケースが少なくありません。しかし、LINEキャンペーンでは応募条件として「友だち追加」を設定することが一般的であるため、キャンペーン終了後もメッセージ配信を通じて新商品情報やクーポンを届けることができます。これにより、一時的な参加者を長期的なファンやリピーターへと育成するCRM(顧客関係管理)施策へとスムーズに移行できるのです。 例えば、ファン育成に特化したツールを活用することで、ユーザーの属性に合わせたきめ細やかなコミュニケーションが可能になります。

関連記事:リピーターを増やすには?重要性から具体的な施策、成功のコツまでご紹介

 他のSNSキャンペーンとの違い

X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSキャンペーンと比較すると、LINEキャンペーンは「クローズドなコミュニケーション」と「実利的なインセンティブ」に強みがあります。 Xは拡散力(リツイートなど)に優れており、認知拡大に向いていますが、ユーザー属性の把握が難しい場合があります。Instagramはビジュアル訴求やブランドイメージの醸成に適しています。対してLINEは、すでに商品に興味を持っている層や、実際に店舗を訪れた顧客に対して、より深いエンゲージメントを促すのに適しています。 それぞれのSNSの特性を理解し、目的に応じて使い分ける、あるいは組み合わせることが重要です。 

関連記事:【2025年最新】SNSキャンペーン成功事例!トレンドを活用した面白い手法やROI設計について解説!

 LINEキャンペーンの主な種類と仕組み

LINEキャンペーンの主な種類と仕組み
LINEキャンペーンを実施するにあたり、まずはその仕組みと種類を正しく理解する必要があります。大きく分けると、誰でも参加できる「オープンキャンペーン」と、商品購入などの条件を満たした人のみが参加できる「クローズドキャンペーン」の2つに分類されます。ここでは、代表的な4つの手法について解説します。

 友だち追加キャンペーン

最もポピュラーな手法で、LINE公式アカウントを「友だち追加」することを応募条件とするものです。 主に「認知拡大」「見込み客のリスト獲得」を目的として実施されます。ユーザーは数タップで応募が完了するため参加ハードルが極めて低く、短期間で爆発的に友だち数を増やすことが可能です。ただし、懸賞目当てのユーザーも増えやすいため、キャンペーン後のブロック率が高くなる傾向があり、その後の定着施策が重要になります。

 レシート応募キャンペーン(マストバイ)

対象商品を購入したレシートをスマートフォンで撮影し、LINE公式アカウントのトーク画面に送信することで応募できる手法です。 「購買促進」「売上アップ」に直結する施策として、メーカーや小売店で頻繁に導入されています。従来のハガキ応募やWebフォーム入力と比べて、ユーザーの手間が大幅に軽減されるだけでなく、企業側もOCR技術を活用してレシート情報の解析を自動化できるため、運営コストの削減につながります。特定の流通チェーン限定で行う場合や、複数商品の購入を条件とする場合など、柔軟な設計が可能です。

 インスタントウィン

応募したその瞬間に抽選結果がわかる仕組みです。 「今すぐ結果が知りたい」というユーザー心理を刺激し、参加率を飛躍的に高めることができます。当選者にはデジタルギフトをその場で付与するケースが多く、住所入力や商品発送の手間が不要な点もメリットです。店頭でQRコードを読み込んで参加する形式にすれば、来店促進や店内回遊を促す施策としても機能します。

 アンケート・診断・投票キャンペーン

ユーザーに対してアンケートやクイズ、人気投票などへの参加を促す手法です。 単なる応募だけでなく、ユーザーの嗜好や属性データを取得できるため、その後のマーケティング活動(セグメント配信など)に活用できる貴重なデータ資産となります。特に「診断コンテンツ」は、設問に答える過程自体を楽しめるエンターテインメント性があり、SNSでのシェア拡散も期待できます。

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 LINEキャンペーン成功事例10選

ここからは、実際に企業が行ったLINEキャンペーンの中から、特に参考になる成功事例を10選紹介します。目的別に「オープンキャンペーン」と「クローズドキャンペーン」に分けて解説しますので、自社の課題に近いものを参考にしてください。

 オープンキャンペーンの成功事例7選

友だち追加やアンケート回答のみで参加できる、認知拡大やリード獲得に適した事例です。

1. イオンファンタジー:即時利用できる「選べるクーポン」施策

イオンファンタジー:即時利用できる「選べるクーポン」施策
画像引用元:イオンファンタジーLINE公式アカウント

アミューズメント施設「モーリーファンタジー」では、これまで店舗別に運用していた公式アカウントを1つに統合・リニューアルするタイミングで、大規模な友だち追加キャンペーンを実施しました。 ユーザーは友だち追加後に簡単なアンケートに回答すると、メダル増量や遊べる回数追加など、5種類の特典から好きなものを1つ選べるクーポンがもらえ、すぐにお店で利用できます。 この施策の最大のポイントは、アンケート回答という低いハードルで「選べるクーポン」を提供した点です。ユーザーは自分好みの特典を選べるため満足度が高く、さらに「すぐにお店で使える」即時性が来店動機を強力に後押ししました。これまで分散していたアカウントを統合する際、このような明確なメリットを提示することで、既存顧客のスムーズな移行と新規獲得を実現しています。なお、認知拡大の補助としてX(旧Twitter)でのキャンペーンも併用するなど、入り口を広げる工夫も見られました。

2. JRA(日本中央競馬会):人気コンテンツとのコラボ企画


画像引用元:スペシャルサイト「かわいいけいば VS イケメンケイバ」がスタート!

JRAが運営する「JRA FUN」では、春のキャンペーンとして「かわいいけいば VS イケメンケイバ」を実施しました。アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」と芸人「狩野英孝」を各チームの代表に起用し、MVやダンス動画などで競馬の推しポイントをプレゼンする対決企画です。 LINE活用としては、公式アカウントの友だち追加に加え、会員サイト「JRA FUN CLUB」への登録とキーワード入力を条件に、オリジナルTシャツが当たる抽選を行いました。 さらに、サイト内で動画視聴やログインを行うと「マイル」が貯まる仕組みを導入。貯めたマイルでAmazonギフト券や競馬場の来賓席に応募できるため、ユーザーは自然と複数のコンテンツを回遊します。現地でのトークショーやグッズ配布も組み合わせ、「動画で興味を持ち、LINEでつながり、競馬場で体験する」という一連の「推し活」動線を作り上げた秀逸な事例です。

3. リンツ(Lindt):診断コンテンツ×来店誘導施策


画像引用元:リンツから自分にぴったりのフレーバーに出会える「リンドール診断」が初登場!

スイス発のプレミアムチョコレートブランド「リンツ」は、バレンタインシーズンに「おふたつ、リンツ。」キャンペーンを実施しました。 特設サイトで6つの質問に答えると、ユーザーの性格や内面を全22種類のフレーバーに例えて診断。その結果表示される「キーワード」をLINE公式アカウントのトーク画面に送信することで、実店舗にて好きなリンドールを2つもらえる無料クーポンが発行される仕組みです。 この施策のポイントは、「診断コンテンツ」というエンタメ要素を入り口にしている点です。自分に合ったフレーバーを知る楽しさが参加動機となり、さらに「キーワード送信」というアクションを挟むことで、ブロックされにくい深いエンゲージメントを築いています。店舗で特典を受け取る際、豊富なフレーバーが並ぶ売り場を体験することになるため、ついで買いやバレンタインギフトの購入に直結する巧みなOMO施策です。

関連記事:初めてでも診断コンテンツが作れる!診断コンテンツ作成の流れを画像付きで解説

4.敷島製パン(Pasco):推しパン総選挙

推しパン総選挙
画像引用元:pasco

 敷島製パン(Pasco)は、LINE公式アカウントにて「推しパン選手権」を実施しました。 友だち追加後に簡単なアンケート(初回のみ)に答え、好みのパンレシピを選んで投票するだけで、その場で「えらべるPay」が当たる抽選に参加できます。 この施策の優れた点は、単なる商品の人気投票ではなく「レシピ」を投票対象にしたことです。おいしそうな調理例を見せることで「自分も作ってみたい」という意欲を刺激し、キャンペーン参加自体を商品購入のきっかけにしています。また、1日1回毎日応募できる仕組みにすることで、キャンペーン期間中のブロックを防ぎつつ、繰り返し接触することによるブランドへの親近感を高めることに成功しました。

5.全日本コーヒー商工組合連合会:デジタルスタンプラリーで街歩き体験


画像引用元:コーヒーショップ デジタルスタンプラリー 

全日本コーヒー商工組合連合会は、「国際コーヒーの日(10月1日)」に合わせて、LINEを活用した「コーヒーショップ デジタルスタンプラリー」を実施しました。 ユーザーは公式LINEを友だち追加し、対象の喫茶店に来店してレジ横のQRコードを読み込むことでスタンプを獲得できます。 この施策の巧みな点は、1ポイントで応募できる「小当たり(500円分)」と、7ポイントで応募できる「大当たり(2,000円分)」の2段階を設定し、「あと一軒行ってみよう」という回遊モチベーションを維持させていることです。「QRコード探しが宝探しのよう」といった写真付きの投稿がSNSで拡散され、喫茶店巡りという「体験」自体をコンテンツ化することに成功しています。結果として、地域の喫茶店への新規来店と愛着形成を同時に実現しています。

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6.アサヒグループジャパン:万博連携!グループ横断ビンゴ


画像引用元:アサヒグループ横断ビンゴキャンペーン
アサヒグループジャパンは、2025年大阪・関西万博の機運醸成とグループ各社の認知拡大を目的に、LINEを活用した「アサヒグループ横断ビンゴキャンペーン」を実施しました。 ユーザーは公式LINEを友だち追加し、クイズ回答、動画視聴、対象商品のレシート投稿といった「ミッション」をクリアすることでビンゴのマスを埋めていきます。 この施策のポイントは、ゲーム性(ビンゴ)を取り入れることで、グループ内の複数ブランドを楽しみながら横断させた点です。1ビンゴから応募可能ですが、最大5ビンゴまで達成することで当選確率や賞品のグレードが上がる「段階的インセンティブ」を採用し、ユーザーの継続的なエンゲージメントを維持しました。万博という国家的イベントをフックに、企業のメッセージを伝えつつ販促につなげたハイブリッドな事例です。

7.JR東海:京都で出会いし若き蛇姫


画像引用元:京都で出会いし若き蛇姫

JR東海は「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの一環として、LINEを活用したリアル謎解きイベント「京都で出会いし若き蛇姫」を実施しました。 ユーザーはLINEの物語進行に合わせて、上賀茂神社や下鴨神社といった京都市内の神社を実際に巡り、現地の手がかりを元に謎を解き明かしていきます。 この施策の独自性は、現地での周遊だけでなく、移動中の新幹線車内でも楽しめる謎解きを用意した点です。GPSと走行速度を検知する「推し旅」の機能を活用し、移動時間そのものをエンターテインメント化しました。単なるスタンプラリーとは異なり、ストーリーへの没入感を高めることで、歴史や文化に触れながらの深い観光体験を提供しています。

 クローズドキャンペーンの成功事例3選

商品購入やレシート応募を条件とした、売上・購買促進に直結する事例です。

8.明治(Meiji):レシート金額で運試し!アイス宝くじ


画像引用元:明治のアイス宝くじキャンペーン

株式会社明治は、対象のアイス商品を含む1,000円以上のレシートで応募できる「アイス宝くじキャンペーン」を実施しました。 応募条件を満たしたレシートの「合計金額の下3桁」が、後日発表される当選番号と一致していれば当たりという、まさに宝くじ形式のユニークな企画です。 当選者には総額500万円分のデジタルポイントが山分けされます。この施策の狙いは、ゲーム性による購買意欲の底上げと客単価アップです。「1,000円以上」という条件を満たすために他の商品も合わせ買いする心理が働きやすく、売上貢献度が高い設計になっています。また、当選番号の発表日まで待つ必要があるため、ユーザーは継続的にLINEアカウントをチェックすることになり、商品想起の強化にもつながっています。

9. サントリー:カードを集めて抽選に参加!ゲーム感覚でリピート促進


画像引用元:えらべるPayが当たる!人は案外、歩くので。なら、特茶じゃない?キャンペーン

サントリー食品インターナショナルは、トクホ飲料「伊右衛門 特茶」の購買促進キャンペーンを実施しました。 対象商品についているQRコードを読み込むと、5枚のカードから好きな1枚を選んで抽選に参加できます。さらに、カードを5枚集めると「ボーナス抽選」に挑戦できる二段構えの仕組みです。 「人は案外、歩くので。なら、特茶じゃない?」というコピーで日常の健康意識に寄り添いつつ、ガチャ感覚でカードを集めるゲーム性と、5枚集めることでボーナスが解放されるコレクション要素が、継続的なリピート購入を強力に後押ししました。IDベースで購買データを蓄積できる点も、LINE活用の大きなメリットです。

10.タカノフーズ(すごい納豆):「積立NATTO」で健康投資!


画像引用元:積立NATTOキャンペーン

タカノフーズは、主力商品「すごい納豆 S-903」の継続購入を促すため、投資になぞらえたユニークな「積立NATTOキャンペーン」を実施しました。 LINEでレシートを登録してポイントを貯める、いわゆるマイレージ型のキャンペーンですが、「免疫ケアは継続が重要」というメッセージを「積立投資」という文脈に変換。「納豆菌の『菌』と『金』」をかけて、賞品に「特製純金カード」を用意するなど、真面目にふざけた企画がSNSで話題を呼びました。 単調になりがちなマストバイ施策に、「積立」というストーリーを持たせることでユーザーにワクワク感を提供し、リピート購入(健康への投資)を自然に促した事例です。

 LINEキャンペーンを成功させる3つのポイント

LINEキャンペーンを成功させる3つのポイント
多くの成功事例に共通しているのは、ユーザー視点での「参加しやすさ」と企業視点での「出口戦略」が明確な点です。

 1. 参加ハードルを極限まで下げる(UI/UX)

LINEキャンペーンの最大の強みである「手軽さ」を活かすためには、離脱の原因となる複雑な操作を排除することが不可欠です。住所や氏名などの個人情報入力を求めたり、外部サイトへ何度も遷移させたりするのではなく、スマホひとつで完結する設計を心がけましょう。具体的には、レシート撮影やQRコード読み込みだけで応募が完了する仕組みや、友だち追加と同時にID連携まで行う自動ログインの活用が有効です。また、トーク画面下部のリッチメニューをタップするだけでキャンペーンページへ遷移できるようにするなど、直感的なUI/UXを整備することで、参加率は大幅に向上します。

 2. ターゲットに響くインセンティブ設計

キャンペーンの反響を左右するインセンティブは、「誰に」「何を」届けたいかという目的から逆算して選定する必要があります。幅広い層からの認知獲得や参加数を重視する場合は、AmazonギフトカードやPayPayポイントといった汎用性が高く、その場で即時付与されるデジタルギフトが最も効果的です。一方で、既存ファンのロイヤリティ向上やLTVの高い優良顧客の選別を狙うのであれば、オリジナルグッズや自社商品の詰め合わせなど、ブランド独自の特典を用意するのが良いでしょう。ターゲットの熱量に合わせた特典設計が成功の鍵を握ります。

 3. キャンペーン後の「ブロック防止」とCRM設計

多くの担当者が頭を抱える「キャンペーン終了後のブロック」を防ぐためには、応募時に取得したデータを活用した「出口戦略」が重要です。キャンペーンが終わった途端に画一的な宣伝を送るのではなく、アンケート回答や購入履歴に基づいて、「20代女性にはコスメ情報」「主婦層には時短レシピ」といったように、その人にとって有益な情報をセグメント配信する必要があります。また、抽選に外れてしまったユーザーに対しても、後日限定クーポンを配信する「Wチャンス」を用意することで、店舗への再訪を促し、継続的な関係を築くことが可能です。

 LINEキャンペーンならMetabadge


記事では様々な成功事例やポイントを解説しましたが、いざ自社で実践しようとすると、「キャンペーン時の一過性の盛り上がりで終わってしまう」「ユーザーとの接点が途切れがちで定着しない」「顧客の顔が見えず、有効な打ち手が見つからない」といった課題に直面することも少なくありません。

そのような、顧客との継続的な関係構築やエンゲージメントの課題を解決するのが、クラウドサーカス社が提供する「Metabadge(メタバッジ)」です。 Metabadgeは、顧客との継続的なつながりを作り、ブランドへの愛着を深めていくためのツールであり、アプリやLINE公式アカウントのアクティブ率を改善することができます。

 「体験型コンテンツ」で能動的な参加を促す

ただ情報を配信するだけでは、ユーザーの反応は徐々に鈍化してしまいます。 Metabadgeは、診断、クイズ、投票、AR、ガチャ機能といった「ユーザー参加型コンテンツ(体験型コンテンツ)」をノーコードで簡単に作成・運用できるツールです 。 LINE公式アカウント上にこれらを実装することで、「あなたにぴったりの商品診断」や「推し○○投票」といったコンテンツを手軽に展開できます。静的な情報発信だけでなく、ユーザーが楽しめる体験を提供することで、自発的なアクセスや参加を促し、接触頻度を自然に高めることができます。

 「アクション型ロイヤルティプログラム」で愛着を資産化する

ユーザーを長期的なファンへと育成するためには、行動に対して適切なフィードバックを与え、達成感を感じさせることが重要です。 Metabadgeの中核機能である「アクション型ロイヤルティプログラム」は、記事の読了やイベント参加、毎日・毎週のアクセスといった行動に対してデジタルバッジやスタンプを付与します 。 集めたバッジはマイページにコレクションされ、保有状況に応じた「会員ランク」や「特典」の提供も可能です 。ユーザーの行動を可視化・資産化することで、「もっと集めたい」「ランクを上げたい」という心理を醸成し、LTVの高いロイヤルユーザーへの育成を加速させます。

 ゼロパーティデータで「顧客の解像度」を高める

「どのようなユーザーが利用しているのか詳細がわからない」というのも、運用担当者の共通の悩みです。 Metabadgeでは、診断や投票コンテンツを通じて、ユーザーの好みや興味関心といった「ゼロパーティデータ」を取得・蓄積できます 。 これにより、単なる属性情報だけでなく、「どんな悩みを抱えているか」「何に興味があるか」といった深い顧客理解に基づいたマーケティングが可能になります。取得したデータはダッシュボードで分析でき、次なる施策の改善やパーソナライズされたアプローチへと繋げることができます。

LINEキャンペーンを一過性の施策で終わらせず、顧客とのエンゲージメントを深めたい方は、ぜひ以下の資料をダウンロードして詳細をご確認ください。

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